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« April 2015 | Main

中国地方JR未乗路線乗りつぶし(その2)

1日はよく晴れ渡った朝となった。
宇部新川の駅近くには朝から営業している店がないので、
駅から住宅街の中を十数分ほど歩く。
遠くに宇部興産の工場を臨む。
旅先で朝を迎えると、日常から1000Km彼方にいることを実感する。
20150501_083609


所謂ロードサイドにある松屋でソーセージエッグ定食の朝食とした。
ここ数年旅先での定番である。

まずは昨日中途半端に乗り残している小野田線を完乗する。
単行のクモハ123で昨日から3度目となる雀田まで運ばれる。
緑地帯の向こうに工場群を望みつつ、住宅と田園が混在する中を走って小野田に到着。
本日最初の完乗線区となった。

小野田からはいつ見ても似合わない末期色の117系で厚狭に移動。
少し時間があるので駅前を一回り。
古びた駅前旅館などを眺めながら駅に戻った。

次の美祢線は派手に秋芳洞ラッピングされたキハ120である。
オールロングシートがぞっとしないが、西日本の非電化路線では避けて通れない。
厚狭川に沿って曲がりくねりながら走る。
やがて山が両側に迫り渓谷の様相を呈してくる。
なかなかの眺めなのだが、ロングシートでは景色が眺めにくい。
沿線に赤茶色の所謂石州瓦の民家が目立ち始める。
名前の通り、島根名産の瓦なのだがこのあたりにもかなり進出しているようだ。
線名にもなっている沿線の中心都市美祢で乗客がかなり入れ替わった。

昨日から中国地方の各線を回っているが、
各駅でピンクや白のツツジの花が目立つ。
無人駅でもきれいに手入れされた植込みがあり、
地元の人たちがボランティアに精を出しているのだろう。

いつの間にか分水嶺を超え、今度は音信川沿いとなる。
対岸に湯本温泉の旅館が立ち並び始めると長門湯本。
ここから急に下りはじめ、あたりが開けるともう海に面した長門市である。
陰陽連絡線の中でも美祢線はなかなかの短さで、
あっという間に太平洋側から日本海側に出てしまった。
これで美祢線も完乗。
時刻もまだ11時台で、午前中に2路線を片付けてしまった。

仙崎支線の列車まで1時間弱時間があり、ちょうど昼時なので昼食とする。
事前にネットで調べたところ、
夜は焼き鳥屋になる店がランチタイムにラーメンを提供しており、
駅から5分ほどと近いうえラーメンの評判もいいらしい。
そのながと本陣までぶらぶらと歩く。
ドラマ「あまちゃん」ではないが、車は通るのに歩行者はまったくおらず、
まさしくモータリゼーションを感じさせる長門市だった。

店に入り本陣特製ラーメンをいただく。
鶏にこだわりのある店らしく、地鶏長州黒かしわの鶏ガラスープが上品な味わい。
淡麗あっさりラーメンでなかなかの味だった。
前夜がこってり系の宇部ラーメンだっただけに、
好対照のラーメンを2日連続で食べられて満足した。

駅に戻り仙崎支線のキハ40に乗り込む。
下関からやってきた列車はほとんどの乗客が降り、
同業者と思しき男性と僕の2人だけとなる。
ごちゃごちゃした住宅街を4分ほど走るとあっけなく仙崎に到着した。
駅ではやはり同業者らしい数人が写真を撮っていた。

折り返しまで12分ほどの間に海のそばまで行きすぐ引き返す。
先ほどの同業者たちは見当たらず、長門市までは貸切状態となった。
長門市からの山陰本線はエメラルドグリーンのきれいな海が広がる。
20150501_125835
これほど美しい日本海を車窓から眺めるのは、
14年前の五能線乗車時以来だったことである。


内陸部の田園地帯と海岸線を交互に繰り返しながら下関まで。
2時間半の道のりは全く退屈しなかった。
山陰本線では江津-長門市の一番本数が少なくて乗りにくい区間が残ってしまった。
かつては特急も走っていたのに隔世の感がある。

下関では時間があるので高架下の店でふく天うどんを味わう。
ふく(下関でいうところのフグ)の天ぷら入りの珍しいうどんである。
昼食のラーメンから3時間ほどで空腹ではないのだが以前から食べたかったのだ。
九州ブルトレ全盛期にはホーム上の店舗もあり賑わっていたと聞く。
今では一店舗のみの営業のようだ。
昨日4月30日で駅弁の販売が終了し、その旨の貼り紙があった。
ふくすしを食べてみたかった。

本州最西端の下関まで来て、まだ15時台とあれば九州に足跡をしるさないわけにはいかまい。
415系で門司に出て乗り換え、門司港駅に行く。

13年前に訪れた時は時間がなく、門司港レトロ地区を見物する暇もなかったが、
今回はゆっくり見物できる。
歴史ある門司港駅が保全工事中なのが残念だった。
工事終了は3年後のようだ。
それでも界隈の歴史ある建造物群をいろいろと鑑賞できた。

今回の旅のラストは平成筑豊鉄道門司港観光レトロ線で締める。
かつての貨物線を観光用の鉄道に転用したものだ。
南阿蘇鉄道で使用されていた小型のDLと島原鉄道で使用されていた無蓋貨車の編成である。
Img_1714


実はちょうど10年前のGWに島原鉄道でトロッコ列車に乗っていた。
http://hirot.air-nifty.com/railwaychildren/2005/05/2_4fe8.html
この車両とは実に10年ぶりの再会となる。

関門海峡めかり駅までの往復料金と同じ料金の一日乗車券を購入する。
記念に手元に残しておきたいからだ。
カップルや家族連れ中心の列車は九州鉄道記念館を発車する。
ゆっくりしたスピードで門司港の街並みを通り過ぎる。
ノーフォーク広場駅では関門橋が間近に迫り良い眺めである。
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トンネル内では天井に海中の魚貝をイメージした映像が浮かび上がり幻想的だった。
EF30とオハフ33が展示されている関門海峡めかりで10分の滞在後に折り返す。
帰りは出光美術館で下車し、レンガ造りの旧門司税関などを眺めながら門司港駅に戻った。
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小倉に出て名物駅弁の特製かしわめしを購入してから帰路についたことだった。
宇部新川を出てから帰宅するまで14時間ほどの道のりでさすがに疲労を覚えた。

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