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さよなら銀河

いよいよ2週間後に廃止が迫った銀河。
前回書いたように28日夜のB寝台の指定券を入手し、お別れの乗車をした。

途中駅からの乗車なので、既にほとんどの寝台が埋まっている。112_1238
この10数年くらいでは記憶にない乗車率だ。
時間も遅いのでさっそくシーツと枕をセットする。
前回、前々回の乗車はA寝台だったから、銀河のB寝台は10年振りである。
それまで寝台列車はB寝台が中心ということもあり、狭さもさほど気にならない。
寝台に横になり、過去の銀河の思い出を振り返った。

初めて乗車したのは27年前の春休み。
神戸で開催されていたポートピア'81見物に出かける時だった。
当時は20系の狭い3段寝台だったが、
寝台列車に乗ることのできる嬉しさで全然気にならなかった。
通路の椅子に腰掛け、ぼんやり流れゆく夜の景色を眺めて不思議な気分でいた。
いつもは家で眠りにつく頃、列車に乗っている。
そんな非日常の体験を味わった。

以降、1982年、1991年、1996年、1998年、2004年、2007年と乗車してきた。
途中で10年近いブランクもあるし、
平均すると3~4年で1回しか利用してないけれど、
ふらりと関西方面に出かけるには大変重宝したのである。

寝台列車ではなかなか寝付けないのが常だったが、
ここ数日寝不足気味だったので熱海停車の記憶がないまま眠りについた。
途中の運転停車時に何度か目覚めたものの、かなりよく眠ることができた。
熟睡とはいえないまでも、これまでの寝台列車乗車時より快眠できたのではないかと思う。
最後の乗車で一番よく眠れたというのは何とも皮肉である。112_1242
列車を堪能する時間がその分短くなってしまうのだ。

6時20分の放送開始の少し前に目を覚ました。
ハイケンスのセレナーデが何とも懐かしく響く。
朝日を浴びながら大阪駅へ向かう。
淀川の堤防にはぎっしりとカメラの砲列があった。
あと少しで降りてしまうのが名残り惜しい。
このまま何時間も乗っていたかった。

廃止は時代の流れで仕方ないことなのだろうか。
それでも釈然としない思いがある。
国鉄が民営化しても分割されていなかったら、長距離列車はもっと残っていたのではないかと。
今となっては後の祭りである。
112_1246
大阪駅に降り立ち、ブルーの車体をしっかり目に焼きつけて、
ゆっくりとエスカレータでホームを立ち去った。

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