« 京都にて | Main | 寝台急行銀河ラストラン »

京都から敦賀へ

北陸三県は未だ訪れたことがない。
せっかく京都まで来ているし、まだ日も高いので敦賀に向かうことにした。
福井県の入り口?で北陸にご挨拶である。

時刻表を見て15時40分発の特急雷鳥に乗るつもりで特急券を買い、改札を入る。
どうしたものか、案内表示では16時10分の特急サンダーバードが次の列車として表示されている。
改めて時刻表を確認すると、雷鳥は日曜のみの運転とある。
しばらく遠出をしていなかったせいか、時刻表の臨時列車の表記を見落とすというミスをしたようだ。
何とも情けない思いでホームのベンチに座り、40分ほどを過ごす。
昼間は曇りがちだったが徐々に晴れてきて、暖かい陽気なのは幸いである。

自由席乗り場の前に列ができ始めたため、
そんなに混雑するのかと自分も列に並ぶ。
ほどなくやってきたサンダーバードは、なるほど自由席もほとんど埋まっている。
琵琶湖が眺められる右側窓際の席は確保できそうもなかったのでデッキに立つ。
敦賀までは50分ほどだから、景色の見えない席に押し込められるよりも、
立ったままで車窓を楽しめる方がましだ。
112_1270
湖西線の高架に入ると、電車はスピードを上げて快調に走る。
西大津のあたりはマンションが林立し、ベッドタウン化していることが伺えた。
やがて家々の向こうに琵琶湖が姿を現す。
徐々に琵琶湖が車窓に迫ってきた。
すっかり海沿いを走っている感覚になるが、対岸にそびえる山々が見える。
あれは伊吹山だろうか。下の方は霞んでおり、幻想的に浮かび上がっていた。

田畑の雪が目立ち始め、近江今津を過ぎると完全に雪に覆われるようになった。
空は晴れ渡り、夕日を浴びているものの完全に雪国の様相を呈している。
北陸本線と合流する近江塩津のホームは、112_1272
故・宮脇俊三先生が「最長片道切符の旅」で書いていたように、
ホームにも雪が積もり人影はなかった。

ところが福井県に入ると急に雪が見られなくなった。
周囲の山々には雪が残っているのだが、平野部からはきれいに消えている。
汽車駅の雰囲気がある敦賀駅に降り立ち、駅前に出ても雪は見当たらない。
駐車場の隅に積み上げられた塊があるだけだった。
雪の降りしきる街をイメージしていたので少々拍子抜けである。

街中を散策すると名物ソースカツ丼のヨーロッパ軒という店があった。
以前何かで目にした記憶があり、入ってみたくなったが、
帰りの特急しらさぎの時刻が気になるのと、駅弁を買う予定があるので見送り。
今度敦賀に来る機会があれば、ぜひ入って食べてみたく思う。

敦賀駅に戻り、名物駅弁の元祖鯛鮨の高級版である鯛の舞を購入。
3分遅れでやってきた特急しらさぎは通路側の席を確保するのがやっとだったが、
米原までは30分あまりと短いのでさっそく箸を使う。
鯛鮨は駅弁フェアで何度か買って食べたことがあり、お気に入りの一品であるが、
鯛の舞は木箱に入り、元祖鯛鮨より肉厚になっており、やはり美味しい。
全国の押し寿司の駅弁ではベストではないかと思う。
車窓は暗くなり、琵琶湖の風景はほとんど確認できなかった。
小浜線あたりに乗りにくる時に楽しむこととしておく。

電車の遅れで乗り換え時間が短くなったことと、
米原駅の改良工事で通路が狭くなっていることもあり、
新幹線ひかりの自由席には発車間際にようやくたどり着いた。
既に禁煙車の席はぎっしりと埋まっている。
またデッキに立つこととなってしまった。
しかし名古屋で降りる客が結構あり、何とか座ってあとを過ごすことができた。

家に帰って数えれば、この日は22本の列車に乗った。
昨年1月の関西遠征時の25本には及ばないが、
それでも物好きを感じさせる数字である。

|

« 京都にて | Main | 寝台急行銀河ラストラン »

「鉄道」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/9665/40323524

Listed below are links to weblogs that reference 京都から敦賀へ:

« 京都にて | Main | 寝台急行銀河ラストラン »