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懐かしい電車との再会

久喜の鉄道模型店キングスホビーに行った帰り、
埼玉県の県央から県北の未乗路線をぐるりと回ってみた。
久喜駅の伊勢崎線ホームに降り立つが、太田行きの電車には時間があり、
小腹が空いてきたこともあって、
反対側のホームの「久喜ラーメン」でラーメンを注文。
伊勢崎線沿線の西新井ラーメン、春日部ラーメンが評判が良いらしいが、
久喜ラーメンも昔ながらのシンプルなラーメンで、味のほうはまずまず。

さて、田園都市線からはるばるやってきた電車の乗客を受け、
太田行きの電車は久喜を発車した。
沿線は関東平野らしい殺風景な車窓が続く。
この季節は冬枯れで寒々しさを一層強調する。

20分ほど乗って羽生に到着。
ここで秩父鉄道に乗り換える。
同鉄道では羽生~熊谷が未乗であった。
駅舎は数年前に橋上駅化されたようで、まだまだ新しい。

秩父鉄道のホームに降り立つと、元国鉄101系電車が停まっていた。
最近塗り替えられた国鉄時代の朱色、水色、黄色の編成でないのが残念だが、
車内に入れば淡緑色の壁に青色の座席と、
国鉄時代の内装そのままである。
プレートを見たところ、「昭和37年製造」とあった。
46年前から走り続けている電車だ。

走り始めると甲高いモーター音が唸り、何とも懐かしい。
かつては首都圏の中央、総武、南武等の路線で走っていたが、
今ではこの101系はもちろん、
後継の103系ですら首都圏からは引退してしまった。

車窓は田園風景が広がり、遠くに赤城山らしき山影が霞んでいる。
穀倉地帯らしく、駅前に農業倉庫を構えた駅も多い。
都会の真ん中を走っていた電車が、
今ではこのようなローカル線で活躍している。
第二の人生を応援したくなったことだ。

やがて熊谷駅が近づく。
秩父鉄道の熊谷以遠に乗ったのはちょうど30年前。
当時は国鉄高崎線から直通するみつみね号という電車があり、
それを利用したことを記憶している。
熊谷に到着し、秩父鉄道の完乗となった。
それにしても、あれからもう30年も経ってしまったのかと思う。

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