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最後の秋になるか鹿島鉄道

来年3月末で廃止が予定されている鹿島鉄道に乗りに出かけた。
上野の旨囲門で長野駅の松茸ごはんはじめましたを買い、フレッシュひたちに乗り込む。
車内で早速箸を使うが、松茸の炊き込みご飯がなかなかおいしく、
竹篭の容器も感じがよいので捨てずに持って帰ることとした。

強風の影響で電車はたびたび徐行運転となり、予定より遅れて石岡に着いた。
乗り換え時間がわずかなので急いで跨線橋をわたり、鹿島鉄道のホームへ降りる。
緑とクリームに塗り分けられた気動車がブルンブルンとエンジンを唸らせていた。
元・加越能鉄道のキハ431という車両で、車齢50年近い大ベテランだ。

車内は既に満席なので吊革につかまる。
フレッシュひたちの接続を待っていたため、2~3分ほど遅れて発車。
石岡を出てしばらくは住宅街が続く。
2つ目の東田中で目の前の席が空いたので腰かける。
油の染み込んだ木製の床からエンジンの振動が伝わってくる。
走り出すと突き上げるような揺れもあり、決して乗り心地がいいとはいえないのだが、
不思議と心安らぐ車両である。

小川高校下を過ぎると車窓右手に霞ヶ浦が姿を現す。111_1153
風が強いので湖面が激しく波立ち、なかなか荒々しい。
湖というより海を見ているかのようである。

霞ヶ浦が遠くに離れると車窓は田園風景が広がる。
あちこちに三脚を立てた撮り鉄氏の姿を見る。
車内に目を移すと乗り鉄の同業者が多数だ。
三連休の中日とあって行楽客もあり、席がほとんど埋まっているが、
平日はどうなのだろう。

ほとんどの駅が無人駅で、少しずつではあるが乗り降りがある。
秋晴れの空の下、列車は走る。
榎本ではまとまった集落があり、駅のそばでは住宅数軒が新築中だった。

木立に囲まれた中を行き、やがてまわりが開けると、
町外れにある終着駅の鉾田駅に着く。111_1157
列車はすぐに折り返すが、慌しく乗り込む気がせず、列車をそのまま見送る。
鉾田駅舎は開業当初からのもののようで、こじんまりとした佇まいがよい雰囲気である。
その中に貼られた鹿島鉄道廃止のお知らせが何ともわびしい。
名物の鯛焼き売店は日曜日なので休みだった。

次の列車は1時間以上待たなくてはならない。
来年春までに再訪する機会があるかわからず、
このまま鹿島鉄道を立ち去るのは名残惜しいのだが、
1.5キロほど離れた鹿島臨海鉄道の新鉾田に出ることとした。
まだ14時前で陽は高く、新鉾田から水戸を経由して、111_1168
未乗だった水郡線の常陸太田支線に乗れそうである。
新鉾田まで人通りもまばらな鉾田の町を歩いた。

鹿島鉄道存続に向けての運動はなかなか活発だ。
ただ、実際に沿線を見ると石岡近辺以外は田園地帯がほとんどで、
これ以上の乗客増などは難しいだろう。
一部新車も導入されてはいるものの、今日乗車した車両をはじめ、
旧国鉄キハ07をルーツとする車齢70年近い車両など老朽車両が多く、
その取替えにもかなりの費用がかかることが予想される。
自治体の支援で一時的に持ちこたえても、
長い目で見た場合の経営は果たしてどうか。
今月中に存廃の決断が下される予定だが、
残念だけれど存続は厳しいのではないかと言わざるを得ない。
今はその行方を静かに見届けたい。

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Comments

僕も夏休みに初めて乗ってきました。旧型車両は、8月の猛暑の中、エンジン駆動の冷房装置が殆ど用をなさず、正直、日常の足としては辛い物がありました。

職員の方は大変頑張っていらっしゃる様子が伝わってくるだけだけに、何か良い解決方法がない物か、と思いました。

Primera

コメントありがとうございます。
ブログ拝見しまして、トラックバックさせていただきました。
鉾田駅で一人だけの駅員さんが問い合わせ等に丁寧に応じられていたのが印象に残ります。
趣味的にはこれからも走り続けてもらいたい路線ではあるのですが、現実はあまりにも厳しいです。

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