« LRTを全国約10都市で整備へ | Main | 三江線未だ復旧せず&高千穂鉄道部分廃止を発表 »

秋の気配は遠い青梅線

首都圏近郊のJR線で未乗の路線がいくつかあるが、
晴れているので景色のよい青梅線に乗ることとした。
小学生時代に古里までは乗車済みなのだが、その先の奥多摩までは中途半端に乗り残していた。
五日市線はまったくの未乗なので一緒に乗ってしまう。

青梅特快で青梅に着き、奥多摩行きに乗り換える。
電車は次第に山あいを行くようになる。
超高層ビルが立ち並ぶ新宿から1時間あまりで、同じ東京とは思えない車窓が広がる。
多摩川を挟み込むように谷間が狭くなっていく。111_1151
谷間の斜面に貼りつくように建つ家々が見える。
小学生の時は冷房車などなく、窓を開けて涼しい風を浴びていた記憶があるが、
今はそんな楽しみもなくなってしまった。

27年ぶりに古里で下車した。
駅舎はログハウス風に建替えられている。
駅前に降り立つがさすがに当時の記憶はほとんどない。
陽射しは照りつけているが、風は涼しい。

短い坂を降りると青梅街道に出た。
ダンプが頻繁に行きかうなど、環境の芳からざる青梅街道に沿って歩いてみる。
27年前に利用した宿泊施設があったが、
増改築されたようで、当時の記憶とは違って見える。
その横から多摩川の河原に下りられる道があったはずだが、どうも見つからない。
あの頃がすっかり遠くなってしまったことに寂しくなりながら駅まで戻った。
昼食を食べそびれていたので、途中のコンビニで買ったパンを駅のベンチでかじった。

ここから奥多摩までが未乗区間だ。
天気がよいので登山、ハイキングなどに出かける乗客で車内はにぎやかだ。
もう9月なのだが、夏休みがまだまだ続いている感じである。
北側に白っぽく削られた山肌が見える。
石灰石の産出現場だろう。
青梅線といえば石灰石輸送の貨物列車が有名だった。
その列車も8年前に廃止になり、今はもうない。

多摩川の谷はますます狭く急になっていく。111_1147
わずかな平地と斜面に民家が点在する。
長いトンネルを抜けると終点の奥多摩である。
奥多摩駅のカーブしたホームに降り立つ。
駅舎はホームより低い位置に設けられている。
色々なところで紹介されているように、山小屋風の立派な駅舎である。
平地が少ないせいか、猫の額ほどの狭い駅前はバスや車で騒然としていた。
このあと五日市線にも乗る予定なので長居もできず、すぐに回れ右する。

ときおり眺められる渓谷は美しいが、トンネルに入るたびにウトウトとしてしまう。
気がつくと拝島で、ここで五日市線に乗り換える。

多摩川を渡る長い鉄橋が印象的だったほかは、住宅街が続く平凡な車窓である。
秋川を出ると急に畑が一面に広がるようになり、長閑な風景になった。
終点が近づくとまた住宅が増えてくるが、山が間近に迫る。
電車は一段高いところを走っているので眺めがよい。
屋根で覆われた立派な高架駅の武蔵五日市に着いた。
五日市線は11.1キロほどの短い路線なのであっさり完乗してしまった。

こちらの駅前広場は広くすっきりとしている。
駅前を一回りしてからホームに戻り、拝島行きの電車に乗り込んだ。
拝島駅のホームは混雑しており、乗り換えた立川行きの電車も満員だ。
夕方5時近くになっており、行楽帰りの乗客が多いのだろうか。
昼食が軽かったので、立川駅名物のおでんそばをすすったことだった。

|

« LRTを全国約10都市で整備へ | Main | 三江線未だ復旧せず&高千穂鉄道部分廃止を発表 »

「鉄道」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/9665/11736080

Listed below are links to weblogs that reference 秋の気配は遠い青梅線:

« LRTを全国約10都市で整備へ | Main | 三江線未だ復旧せず&高千穂鉄道部分廃止を発表 »