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熊本電鉄の試み

熊本電鉄が藤崎宮前から路線を延長し、熊本市電への乗り入れを検討しているそうだ。
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news02.asp?kiji=4846

路面電車と郊外鉄道の有機的なリンクはヨーロッパでは当たり前の光景であり、
熊本電鉄、熊本市電双方に良い効果をもたらす試みであろう。
熊本市電には5年前の年末に乗車したが、超低床車の導入などもあり、
非常に魅力のある路線であった。
まだ検討段階ではあるが、早期の実現を期待することだ。

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本州北辺の鉄路

三連休パスを利用し、はやてで八戸に運ばれた。
気がつけば2年ぶりの八戸である。
そんな感慨に浸る間もなく特急スーパー白鳥に乗り換える。
JR北海道の789系電車だけあって、JR北海道の車内誌が備え付けられている。
北海道に来たような気分だ。

関東地方から仙台あたりまではよく晴れていた天気はどんどん悪くなっていく。
野辺地では雨が降り出した。
名物のとりめしを確保し、大湊線のディーゼルカーへと乗り換える。
ややタイミングを逸し、山側の座席となったが、
帰りも同じ区間を通ることだし、まあよしとしておく。

防雪林に囲まれた中を往くうちに雨が激しくなってきた。
いつもなら気が滅入ってくるところだが、
本州のさいはて、北辺の荒涼とした車窓には荒れた天気の方が似合うかもしれない。
人家はほとんど見当たらなくなる。

ほどなく大湊線の醍醐味ともいえる海岸線へと出る。
この風景は色々な人も書いているとおり、本州ではなく北海道のそれである。
周囲もすっかり無人地帯だ。
名寄本線転換バスで通ったオホーツク沿岸を思わせる寒々とした灰色の海だった。
海から離れ、ややあって、家々が立ち並ぶようになるが、
瓦屋根の家はなく、二重になった玄関や家の前に置かれた石油タンクなど、
このあたりの家もすっかり北海道仕様なのだった。

野辺地から約1時間で本州最北端の駅、大湊に到着した。
わずか6分の折り返し時間というのが慌しく、そして空しい。
自分は一体何をしに来ているのだろうか、と自問自答する瞬間である。
そんな思いを吹き飛ばすかのように多勢の乗客が改札の前に並んでいる。
臨時のきらきらみちのく号が運転中のため、その帰りの客と思われた。

駅周辺の写真を何枚か撮って車内に戻ると、
2両編成の列車の座席はすっかり埋まっている。
折り返しで海側に座っていく予定はもろくも崩れ去り、
海側のドア部分に大湊までの1時間、立ちんぼとなった。
行き以上に風雨が強く、大湊線沿線の厳しい自然を垣間見たことである。
今度は別の季節に訪れたくなる。
陸奥横浜付近の名物、菜の花が満開の頃にリベンジできたらと思った。

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工業都市の大師線

京急大師線は工業都市・川崎(最近は音楽のまちと呼ばれたがっているようだけれど)を走る小路線だ。
京急川崎駅は高架化されているが、大師線のホームのみ地上にある。
終点の小島新田駅手前までの区間を地下化する計画が進められている。
地上を走る姿も数年後には見られなくなると思い、ふらりと乗りに来た。

4両編成の電車は座席がさらりと埋まっている。
昼間は10分間隔の運行で、結構利用者がいるようだ。
車窓は工場や商店、住宅が雑然とした下町風の景色だ。
ほとんどの乗客は川崎大師で降りてしまった。
小島新田に着く頃には、1車両に数人程度の乗客に減っていた。

終着駅の小島新田は線路は単線になり、ホームが1本のコンパクトな駅だ。
ホームの終端にこじんまりとした駅舎が建っていた。
駅前には手持ちぶさたのタクシーが列をつくっている。
歩いていくとほどなく東海道貨物線が前方を横切るのが見える。
かつては小島新田が終点ではなく、今の貨物線にほぼ沿う形で塩浜、桜本まで延びていたのだ。
貨物線の延伸に伴い、大師線が分断される形となり、小島新田の駅自体も移設された。

初秋のよく晴れた昼下がり、眠たそうな街を一回りして再び電車に乗り込んだ。
この線が地下化されるとどのように変わるのだろうか。

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