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北海道夏紀行(3日目)

帯広の朝はどんより曇っていた。
特急スーパーおおぞらで池田に移動し、
北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線のディーゼルカーに乗る。
この線は3年前に一度乗車しているが、
天気と席が悪く十分に車窓を楽しめなかった苦い思い出がある。
一昨年に再訪しようとしたが、台風の後遺症で不通になっていた。
来年4月に廃止になってしまう前にもう一度乗っておきたかった。

池田を発車したが、今回も天気は曇ったままだ。108_0811
クロスシートは子供たちの集団に占拠されていたため、
ロングシートに腰掛けるが、彼らは本別で降りるとの由。
まわりは牧草や甜菜の畑が広がる。
本別からはクロス部に移動した。
足寄を過ぎたあたりから、あれうれしや青空が広がり始めた。
すっかり夏空となった下、山間部にさしかかっていく。
列車は利別川のきれいな流れを何度も渡る。
この美しい景色は来年以降も変わることがないかもしれないが、
列車の車窓からはもう見ることはできなくなるのだ。108_0819
それが何ともさびしく悲しい。
これが最後の短い夏の記憶となるのだ。

真冬の酷寒が信じられないほど、明るい緑に包まれた陸別を過ぎる。
線路は釧北峠越えとなり、両側から山が迫る。
秘境駅として知られる川上付近は確かに無人地帯という感じである。
小利別のまわりは廃屋だらけだ。
峠のピーク付近は廃止されてしまうとすっかり自然に帰り、
人間が立ち入ることすらできない場所になるのだろうか。108_0824
北海道の山間部は近年、まるで開拓以前に戻ってしまったかのごとき、
そんな無人地帯が増えてきているような気がした。

峠を越えて、あたりが開けてきて置戸に到着。
T村先生が著書で何度か紹介している駅前のいなだ屋という蕎麦屋に入る。
海老天ざるを注文したが、太目のそばはしっかりした味わいで量も多く、
大盛りを頼まずとも十分満足できた。

置戸始発の列車に乗り込み、終点の北見へ向かう。
車窓には麦や甜菜、とうもろこしなどの畑が広がり、のんびりした雰囲気。
そんな田園地帯の真ん中に、ぽつんとホームだけの仮乗降場あがりの駅がある。
こののびやかな風景からも、鉄道の姿が消えてしまうのだ。
何とも残念でならない。
北見に着いたがすっきりしない気持ちで改札へと向かった。108_0843
僕は冬の北海道を体験したことがない。
できれば廃止前にもう一度、厳寒期に訪れてみたいと思ったことである。

特急オホーツクで旭川へと向かう。
下りは3回乗っているが、上りは初めてとなる区間だ。
石北峠の廃止された駅群がわびしい。
旭川で降りて、駅前のホテルに荷を解いた。

昨年夏にも訪れたイオン旭川西SCのらーめん糸末に食べに行く。
1年前には賑わっていた店内が、どうしたものか閑散としている。
メニューもすっかり変わっているようである。
ラーメンもスープがぬるく、薄味になってしまった気がする。
ネットで調べたところによると、昨秋くらいに店主が変わってしまったらしい。
店名は同じでも店は別物になってしまったようだ。
店のHPも閉鎖されていた。
これまた残念なことである。

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