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聖地・今泉駅

2月26日に宮脇先生ゆかりの場所のどこを訪れるか迷ったが、
「時刻表昭和史」で先生が玉音放送を聴いた場所、
山形県の今泉駅に向かうことにした。

福島盆地にはほとんど雪がなかったが、
つばさが板谷峠にかかると一面真っ白である。
ときおり雪が止み、青空が見えると雪景色がまぶしい。
米沢から米坂線で今泉に向かってもよいのだが、
ここは原典に忠実に、赤湯から長井線(現・山形鉄道フラワー長井線)に乗る。
昨年7月にまったく同じルートをたどっているものの、
降り積もった雪のため景色は一変している。
ここが同じ場所とはにわかには信じられない。
途中から高校生が大勢乗り込み、窓が曇る。
その高校生たちをかき分けるようにして、今泉駅のホームに降り立った。
105_0589
ホームの屋根の下にも雪が吹き込んでくる。
跨線橋をわたり、こじんまりした駅舎を抜ける。
60年前の夏の日に、ラジオから玉音放送が流れた駅前広場を眺める。
駅前旅館が2軒向かい合って建っているが、商店などは見当たらない。
列車から降りた客が、迎えの車に乗って立ち去ると人気もなくなった。
駅舎の軒先にたたずみ、静かに合掌した。
雪が絶え間なく降り続いている。
時折り風が強くなると、積もった雪を舞い上げて、地吹雪のようになる。105_0591
雪国の厳しさを改めて知る。

「時は止っていたが汽車は走っていた」

ストーブが暖かい待合室で1時間ほど過ごし、
米沢行きの列車に乗る。
キハ47+キハ52の2両編成なので、当然のようにキハ52に乗車。
列車が走り出すと、ものすごい勢いで雪煙が上がる。
水滴が車内に吹き込んでくるので、こはいかにと思いよく見ると、
二段窓の上段と下段の隙間から吹き込んでいた。
さすがにベテラン、40年選手のキハ52だけのことはあると、
妙に感心したことである。105_0599
窓ガラスには雪がこびりつき、車窓が見えにくくなるが、
それもまた一興と感じた。

米沢駅の端っこにある米坂線のホームに着いた。
雪にまみれながら改札へと向かう。
改装された待合室で、上りのつばさを待ったことだった。

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