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幾つもの春の別れ

岩見沢から17年前に廃止された幌内線の転換バスに乗った。
三笠バスターミナルまでは平野を行くが、その後は川沿いに谷を上っていく。
沿道には廃屋が目立つが、緑の色濃い夏でしかも晴れていることもあり、
思ったほどわびしさは感じられない。
バスは山あいのこじんまりした街に到着した。
かつての幌内線の終着駅、幾春別である。
駅の跡地はバスターミナルになっていたが、終点付近は切り通しの間に細長い空き地となって残っていた。
数年前に出た鉄道廃線跡を歩くVIIに載っていた跨線橋は、既に撤去されたようで見当たらなかった。
それにしても「幾春別」。何と美しい駅名、地名であろうか。
「幾つもの春の別れ」とは実に詩情豊かだ。
美しい駅名としては、旧深名線の雨煙別と双璧をなすと思われる。
帰りに三笠バスターミナルでバスを乗り換え、幌内駅跡の三笠鉄道村へ行った。
ここが居心地よかったこともあって長居をし過ぎ、予定していた万字線転換バスには乗れなくなった。
それでも鐵原コークスの専用線で使用されていた蒸機が牽く客車に乗るなど、
楽しいひとときを過ごした由。
施設内には数多くの車両が保存されており、おおむね保存状態は良かったのだが、
キハ56とキハ22の状態がやや悪化していたのが気になったことである。

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